湯シャンを始めたけれど、いまいち上手くいかない。
もしくは本当に汚れが落ちているか不安な方へ、湯シャンの質を向上させるためにはブラシを活用しましょう。
湯シャンを成功させるには、湯シャン前のブラッシングがとても大切です。
また、指では落としづらい汚れも、シャンプー中にブラシを活用することで落とすこともできます。
湯シャンを始めたものの、べたつきや臭いが気になったり、湯シャンで本当に汚れが落とせているか不安に思っている方へ、湯シャンのためのブラシの種類と使い方をお伝えしていきます。
湯シャンブラシとは
「湯シャン用のブラシ」というカテゴリーがあるのではなく、湯シャンと併用することで、湯シャンの効果を引き出すことができるブラシがあります。湯シャンのために作られたブラシもありますが、そこまで多くはありません。
湯シャンは汚れが落ちにくいため、湯シャン前に髪についたホコリや汚れ、皮脂をブラシで取り除いておく必要があります。ブラッシングは、濡らす前の髪をブラッシングしながら、汚れを落としていくイメージです。
湯シャンブラシの種類は3つある
湯シャンで使えるブラシは3つあります。
使い分けることがベストですが、3つ持たないと湯シャンが上手くいかないわけではありません。
- 湯シャン前に汚れを落とすブラシ
- 湯シャン中の頭皮ブラシ
- 湯シャン後のブローで使うブラシ
使い分けると、より心地よく湯シャンができ、髪と頭皮のコンディションに違いは出てきますので、1つずつ紹介していきます。
湯シャン前のブラシ
湯シャン前に使うおすすめのブラシは、獣毛ブラシと、湯シャン専用ブラシです。
湯シャン前のブラシの目的は、髪と頭皮にほこりやこびりついた汚れを、ブラッシングで落とす事にあります。湯シャンは、シャンプーのようにすっきり汚れを落とすことができないので、湯シャン前に汚れを落としておいた方が、湯シャンの成功に近づきます。
獣毛ブラシ
獣毛ブラシは特徴は、静電気が起きにくく、コシがあり、頭皮まで届き、頭皮を傷つけません。ヘアブラシで使われている毛は、豚か猪が多く比較的に値段が高いですが、プラスティックのブラシより静電気が立ちにくいというメリットもあります。
静電気のボルトは、数万ボルトまで達することがあります。家庭用の電圧が100~200ボルトです。静電気で痛みを感じるときがあると思いますが、痛みは3,000ボルト程度を超えると感じるようになります。静電気はもちろん髪にダメージを与えることになります。
湯シャン専用ブラシ
湯シャン専用のブラシは、少量ではありますが販売されています。先端が丸くピン状になっており、頭皮に届く作りになっています。髪と頭皮の汚れをブラッシングで落とすことができます。若干のマッサージ効果もあります。
但し「湯シャン専用」と表示されていなくても湯シャンに向いているブラシはあります。
先端が丸くなっていることがポイントで、それにより汚れを落としやすくなるからです。
湯シャン中のシャンプーブラシ
シャンプーブラシは、シリコンやプラスティックで作られており、主に頭皮の汚れを落とすことを目的としています。
シリコン製とプラスティック製の特徴は以下の通りです。
ブラシを使わず指で洗う場合、指の腹で頭皮を洗うことになりますが、髪に根本を指の腹で押し付けながら洗うことになります。髪に摩擦がかかってします。
シャンプーブラシは、指でシャンプーするより、頭皮の汚れをしっかり落とすことができます。
シリコン製のシャンプーブラシ
シリコン製のシャンプーブラシは、頭皮を傷つけにくいので、頭皮をマッサージしながらシャンプーすることができます。
頭皮に押し付けるようにしながら、小刻みに動かすことで、汚れを落としながら、マッサージができます。
湯シャンは通常のシャンプーよりも時間がかかります。摩擦の刺激で頭皮に傷つかないがつかないようにするには、シリコン製のブラシが最適です。
プラスティック製のシャンプーブラシ
プラスティック製のシャンプーブラシは、毛穴の汚れを落とすことに向いています。
シリコン製のブラシと比較すると、頭皮への刺激が強いので、長時間のブラッシングはおすすめできません。
指とプラスティック製のブラシを交互に使い洗うことをおすすめします。
湯シャンは、4~5分かけてマッサージするように洗いますが、そのうち1分程度はプラスティック製のブラシを使い、毛穴の汚れを落とすと良いでしょう。
プラスティック製のシャンプーブラシは、指やシリコン製のブラシでは落としきれない汚れを落とすことが期待できます。
湯シャン後のブラシ
湯シャン後のブラシは、普段から使っているブラシで構いません。マッサージ効果があるブラシは、湯シャンで十分マッサージしているので、必要ないかも知れません。
スタイリングブラシや、コンパクトスタイラーなど髪がサラサラになるブラシを選ぶのが良いでしょう。
湯シャン前に使っている猪毛ブラシや豚毛ブラシなどの獣毛ブラシを使っているのであれば、湯シャン後に使うのもありですが、湯シャン前のブラッシングで汚れ落としとして使っているので、ブラシ側に汚れがついている可能性があります。
湯シャンを開始して間もない頃は、髪がべとつき皮脂が過剰になっているので、ブラシの方にも皮脂がしっかりくっついてる可能性があります。衛生面を考えるなら、ブラシは分けた方が良いでしょう。
湯シャンを続けていくと、徐々に油脂の分泌は落ち着いてきますので、湯シャンで髪と頭皮のコンディションが良くなってきたことを感じたら、同じブラシを使っても問題はないかと思います。
湯シャンブラシを使うときの注意点
湯シャンのブラッシングを紹介してきましたが、ブラッシングをするときの注意点があるので、抑えておきましょう。
- 力を入れて強くやり過ぎない
- 摩擦は最小限にしよう
汚れを落とす意識があり、汚れを掻き出そうしたり、ブラッシングする回数も多くなってしまうと髪が傷んでしまいます。
力を入れて強くやり過ぎない
お湯だけで汚れを落とすにはマッサージをしながら落とすことが効率的ですが、汚れを落とそうとして意識しすぎて力を入れすぎることに注意しましょう。湯シャン前、湯シャン中、湯シャン後にもブラッシングをすることになると、余計な負荷がかかってしまい、頭皮が委託なる可能性があります。
摩擦は最小限にしよう
摩擦は髪のキューティクルを乱すため、ブラッシングによる過剰な摩擦には注意しましょう。
ブラシを活用して湯シャンするなら、特に注意すべきタイミングは下記です。
- シャンプーブラシを強くこすりすぎること
- 湯シャン後の濡れた髪へのブラッシング
シャンプーブラシの摩擦
髪が濡れている状態だとキューティクルが乱れやすいので、シャンプーブラシを使っているときは特に注意が必要です。
マッサージをしながら洗う事を常に意識し、ゴシゴシとこするのは控えましょう。
髪と頭皮に摩擦がかからないように配慮することが大切です。
湯シャン後のブラッシングによる摩擦
湯シャンは、リンス/コンディショナー/トリートメントを使わないため、髪のコーティング効果・髪を保護する効果がありません。リンス/コンディショナー/トリートメントなどは、シリコンにより髪をコーティングして髪を保護することができます。
湯シャンはコーティング・保護効果がない為、ブラッシングの摩擦が髪にダイレクトに伝わります。
シャンプー剤とトリートメント等を使っていたときより、髪がダメージを受けやすくなっているので、過度な摩擦がかからないように注意しましょう。
雑菌の発生に注意してブラシをメンテンナンスする
湯シャンはシャンプー剤を使わずお湯だけで洗うため、菌の殺菌がどうしても弱くなります。
その為、ブラシをクリーニングせず不衛生な状態にすることや、汚れたまま、濡れたままで放置しておくと、髪と頭皮にブラシの雑菌が付着してしまうことになります。
ブラシを定期的にクリーニングすることをおすすめします。
湯シャンブラシまとめ
湯シャンと併用するブラシは、できれば湯シャン前、湯シャン中、湯シャン後に分けてブラシを用意すると良いです。
しかし3つ購入するにも費用がかかるため、湯シャン前、湯シャン後を同じものにするのも問題ありません。
ポイントとして、湯シャンでは汚れが落としきれないことがあるので、湯シャンだけでなく、ブラシにより汚れを落とすことを意識して、ブラシ選びとブラッシングを行うことが大切です。
湯シャンは成功すると、髪が柔らかくなり、キレイになるので、湯シャンのアイテムとしてブラシ選びとブラッシングを工夫してみましょう。