“髪が最近パサつく”…。そんなあなたは、髪の毛を洗う頻度を見直した事はありますか?
サロンでトリートメントやアウトバストリートメントを色々と使うと、20,000~30,000円はなくなりますよね。
髪の毛がパサつくなら、シャンプーの頻度の見直しを提案します。
日本人女性300名に「シャンプー頻度の調査」を行った結果、65%が毎日シャンプーし、週5回以上シャンプーをする方を含めると82%もいます。シャンプーは時に髪にダメージを引き起こします。
※2023/7/21 日本人女性300名WEBクラウドアンケート コスメ部 調査
髪にダメージを与えてしまう習慣・価値観を知り、シャンプーを見直すことで、「髪キレイ」に近づく方法を紹介します。
髪を洗う頻度が多すぎて傷む
シャンプーは髪と頭皮の汚れを洗い流してくれますが、髪の毛や頭皮に負担がかかります。
シャンプー時のダメージ要因は主に下記3つです。
- 濡れた髪に対する摩擦
- シャンプー剤の界面活性剤で皮脂を取り過ぎる
- シャンプー剤の界面活性剤でケラチンにダメージ?
シャンプーの頻度が多いほど、ダメージを髪に与えてしまうことになります。
濡れた髪に対する摩擦はダメージが大きい
濡れた髪はキューティクルが柔らかくなり、髪を保護する力が低下します。
シャンプーは髪に摩擦がかかるため、ダメージの原因になります。
強くゴシゴシ洗ったり、髪をこするように洗うことで、ダメージが残っていまいます。
界面活性剤が髪の油分を取りすぎて乾燥する
シャンプーの界面活性は髪の油分を洗い流します。
油分を落としても、皮脂の分泌により通常1日で戻ります。
しかし戻るまでの間、髪が乾燥ぎみになり保護力が弱くなります。
髪のケラチンタンパクを傷つける?
髪は約80%がタンパク質でできています。タンパク質のうち90%がケラチンタンパク質です。
界面活性剤は、ケラチンタンパク質を変性させる作用があります。
変性とは、機能を失うか、機能が変化することを言います。
ケラチンタンパク質の変性は、シャンプーの後に正常に戻るので、界面活性剤はケラチンを傷つけないと言われていますが、個人差があり一部の人は刺激を感じてしまうこともあるようです。
髪の毛を洗う頻度はみんなどのくらい?
コスメ部では、本人女性300人を対象にシャンプーの頻度を調査しました。
毎日シャンプーをする人は全体の65%の方で、週5-6回以上を含めると82%です。
5人に4人が、週5回以上はシャンプーしているようです。
日本人女性は、髪に摩擦や界面活性剤の負担がかかっている可能性があります。
トリートメントにお金をかける前に、シャンプーの負担を考えた方が良さそうです。
髪の毛を洗う頻度を下げると、臭いやべとつきの問題が出てきます。
頻度を下げなくとも、シャンプーのやり方や洗浄成分の強さを変えて髪にかかる負担を減らすこともできます。
年齢でシャンプー頻度は変わる?
調査では、年齢別で週5回以上シャンプーしてる人の割合も調べました。
- 20代:約75%
- 30代:約70%
- 40代:約70%
- 50代:約65%
- 60代以上:約60%
年齢が上がるにつれて、シャンプーの頻度は減少する傾向が見られました。
外出や異性との接触が減ることも要因にありそうですが、年齢とともに頭皮の油分が減少し、頻繁にシャンプーする必要がなくなることも一因と考えられます。
日本人は髪を洗いすぎである事実を知らない
世界的に見るとシャンプーは週に2~4回程度です。
日本人は髪の毛を洗う頻度が高いと言えます。
調査では、週5日以上シャンプーしている人の中で「日本人女性がシャンプーしすぎ」と知っている人は40%程度でした。
半数以上が、洗髪過剰であることを知りません。
清潔への意識が高いとも言えますが、清潔さを保つ代わりに髪への負担はかかっています。
トリートメントを検討する前に、シャンプーを見直す方は少ないと言えそうです。
シャンプーをしないときの理由
次にシャンプーをしない人を見てみましょう。
「シャンプーをしないときでもシャワーは浴びる」と答えている日本人女性244名に対する調査です。
なぜシャワーだけで終わらせるのでしょうか?
シャンプーをしない理由が「意識が高い人=美容派」なのか「めんどくさがり=ずぼら派」かを調べてみました。
- 「時間がない、乾かすのが面倒」という「ずぼら派」は67.2%
- 「髪が傷む、髪と頭皮を休ませる、健康のため、湯シャンをする」という「美容派」は31.6%
美容のためにシャンプーのではなく、「めんどくさい、時間がない」という方が多いようです。
「髪を乾かすこと」が時間がかかるため、シャンプーをしない背景があるようです。
美容派は湯シャンをしているか?
最近、シャンプー剤を使わない「湯シャン」が流行っているように思えますが、244名中の19名、7.2%が「湯シャン」と回答しました。美容のためにシャンプーをしないという意識が高い方でも湯シャンをやる人は少ないようです。
最近、有名人やメディアで湯シャンが推されることがありますが、湯シャンは相性があり、「臭いとべとつき」で挫折する人も多く、少数派であることが分かります。
シャンプーしない理由から分かる洗髪過剰習慣
シャワーは浴びるけどシャンプーをしない「ずぼら派」は62.4%を占めています。
しかし、シャンプーをしない理由を「美容と健康のため」と勝手に考えることもできます。
「ずぼら派」の方々は、「シャンプーはしなくてはいけないもの」と考えていると言えるのではないでしょうか。
この意識に、洗髪過剰習慣の価値観が見え隠れしています。
どうせさぼるなら「キレイのためにさぼる」考えた方がポジティブですよね。
「自分はずぼら…」とネガティブに考えず、「美容のため」とポジティブに考えましょう!
考え方次第で「美意識高い女子」になることができます。
シャンプー頻度は見直さなくてもいい!3つの解決法とは?
調査の通り82%以上が週5回以上シャンプーをしています。
清潔意識が高い反面、髪に負担をかけてしまっていると言えます。
女性なら洗髪過剰と言われても「臭い」と「べとつき」は気になりますよね。清潔意識を保つことは悪いことではなく、日本人の清潔さは長所でもあります。
週5回以上のシャンプーを続けても、下記の3つの点に注意することでシャンプーのダメージを軽減することができます。
- シャンプーの選び方
- シャンプーのやり方
- たまに休ませるという意識
1つずつ解説していきましょう。
シャンプーの選び方:アミノ酸系・洗浄力がマイルドなシャンプーを選ぶ
髪のダメージが強い人、頭皮が乾燥している人は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系のシャンプーを選んだ方が良いです。
アミノ酸系のシャンプーとは、界面活性剤が「ココイルグルタミン」「ラウロイルメチルアラニン」などであるシャンプーです。泡立ちは弱いですが、マイルドなため、髪と頭皮に必要な油分を取り過ぎず、ダメージや乾燥は弱くなります。
「ココイルグルタミン~」などの成分の前に「ココイル」がつくココイル系は、アミノ酸の中でも洗浄力がマイルドでしっとり・リッチに仕上がります。
アミノ酸を使っていない人でも、週に1~3回程度はアミノ酸を使うというやり方もおすすめです。
シャンプーを成分ではなく流行りで選ぶと失敗する?
別の調査で「自分に合ったシャンプーが見つからない」という方は、成分ではなく流行りでシャンプーを買っている傾向があるということが分かりました。
色んなシャンプーを試し続けても、自分に合ったシャンプーが見つからないという人を「シャンプー難民」と呼びます。
シャンプー難民は、成分を見て購入せず、話題性や流行などを重視する傾向があるようです。
シャンプーのやり方:摩擦を減らしてよくすすぐ
濡れた髪はダメージに対する耐性が弱くデリケートな状態になります。
シャンプーは摩擦がかかるので注意しましょう。
ゴシゴシ洗わず、頭皮をマッサージするようにして、髪を包み込むように洗うことが大切です。
すすぎが不十分で、ドライヤーをかけて放置すると、残留したシャンプー剤が酸化し、髪も傷みます。
すすぎが足りないとフケの原因にもなります。
シャンプーを変えるとフケが出る場合がありますが、すすぎが不十分でフケに繋がっているケースも多いようです。
すすぎは、3分ほどじっくりと時間をかけるのが良いです。
たまに休ませるという意識を持つ:たまにシャワーだけに!
シャンプーをしない理由として「時間がない・髪を乾かすのが面倒」が大半を占めますが、理由は「髪を休ませる・髪のキレイのため」という意識に変えましょう。
「面倒」という理由ではなく「髪を休ませる・髪のキレイのため」という理由ならポジティブな意識ですよね。
捉え方だけの精神論ですが、ポジティブな気持ちは大切です!
あなたがシャンプーをさぼる代わりに、髪はリラックスができます。
髪のキレイのためにも、たまには休ませてあげましょう。
まとめ:髪の毛を洗う頻度・シャンプーの選び方・洗い方を見直そう
髪のダメージ対策を行うとき、サロントリートメントやアウトバストリートメントを試す前に、まずはシャンプーを見直してみましょう。
しかし、髪の毛を洗う頻度は清潔さを考えると譲れない気持ちもあると思います。
その場合は、シャンプーとの選び方、シャンプーのやり方を変えるだけで、髪のダメージが軽減できるかも知れません。